井戸モグラです。今日は以前施工した
姫路の古民家の古井戸改修工事を紹介したいと思います。
写真のように,昔ながらの井戸,,いわゆる丸井戸ですね。
で、施主さんの依頼は、家のリフォームするついでに、何年も井戸をメンテナンスしてないから、したいと言う事でした。
とは,いえ何をどうするかは、全く分かってない様子、、、なので説明させていただきました。
丸井戸改修のメニューは大きく4つあります。
①丸井戸調査
②揚水試験
③丸井戸浚渫工事・補修工事
④井戸枠・蓋及びポンプ交換工事
ってとこです。ひとつづつ説明しますね。
①丸井戸調査・・・現場を見て、大まかに見るのと、工事の見積もりを出す為に、井戸の深さや水位、大きさや施工方法を確認します。
とりあえず,最近まで使われていたのか、どのような使われ方を見たり聞いたりします。
それによっておおよその水量が分かります。
井戸の深さは、浚渫工事するのに必要なのと、井戸の底にごみやすなが溜まってないかを大まかに確認します。
丸井戸の工法は、何種類かあって、,,,素掘り=何も支えるものがない ・石積みイコール井戸の周りを石を積んで支えている。・レンガ積み=レンガで支えている
ヒューム管で支えられているものが一番多い(この現場もこのタイプでした)ですが、これは戦後何年か経ってからなので、ほんとに昔からのは、このタイプではありません。
これらが分かった上て、見積もりをしていきます。
②揚水試験・・・この丸井戸がどれくらいの湧水量(地下水が湧いてくる量)があるかを見るのと、どんな水質なのか、がある程度わかります。あと、井戸の底を見る為にも、これで井戸内の水をすべてポンプで出してみます。
③丸井戸浚渫工事,補修工事・・・丸井戸補修工事で一番大変だけど,,一番大事な工事頑張ってこれです。 井戸の中に入って、井戸の底の泥や砂を汲み出します。そして、底をきれいにしてその下に、綺麗な砂利を敷き詰めて泥約束砂が沈殿してわるさしないようにします。
昔は、この浚渫作業は年に一回〜数年に一回は行われてたと言われてましたが、今は職人さんもいないし、なによりも危険‼︎なのでほとんどしなくなりました、
④井戸枠・蓋及びポンプ交換工事・・・古くなった井戸枠や蓋を新しいものに変えます。壊れたりしてなければ、変える必要は無いのですが、蓋だけは、新しいのにして下さいとお伝えしています。
丸井戸の蓋は、だいたいがコンクリート蓋が多いのですが、,,古くなって劣化してるのと
、昔のコンクリート蓋は鉄筋が入ってないので、割れやすいです。で、もしその上に人が乗って割れたら,,,,井戸に落ちて大事故です‼️ なので、蓋は安全第一で交換や保守を進めています。
あと、丸井戸ポンプも壊れたらり動かなくなったら交換でいいのですが、今は新しくて良いのが出てるので、お伝えしてしています。
長々と説明しましたが、これらを全て施主さんにお伝えしました。で、納得されて全てさせてもらうことになりました。
次回は、この工事の様子と工事完了をお伝えしてしたいと思います。