井戸もぐら2号です。兵庫県南部(神戸市・明石市・稲美町・加古川市・姫路市・三木市・小野市・加東市・加西市)で井戸を掘ったり、井戸ポンプを治したりしています。
井戸水は安全なの??③ということで、今回は「井戸水が濁ってる」ってことについて書いて行きたいと思います。
井戸水が濁る原因は、井戸の種類(丸井戸・打ち込み井戸・深井戸)によっても様々ですが、よくある原因を
書いて行きます。
一つ目は、雨などが原因で井戸が濁る場合です。雨、特に大雨等で大量に地下に水が染み込むとそのせいで
濁った地下水になり濁ってしまいます。この場合は、一時的な濁りか少し時間かかる時もありますが、
井戸の地下水を揚水して濁りを取っていくしかありません。
二つ目は、井戸自体が、壊れて(崩れて)しまって、濁りが出てる場合です。この場合、砂や濁りが出てくるのが
常態化してしまう場合が多いです。これは、井戸自体を補修(よくある工事は二重ケーシング)して、崩れを止める
とともに、砂や濁りを止めないといけません。
それらの原因で濁った井戸水が出てきたら、もう使えないのか??なんなら飲めないのか??ってことですが、
結論的には飲み水にすることは可能です。それは機械的な技術を使って濁った水を綺麗にすることは出来ます。
出来ますが、当然コストは掛かります。よくあるのが「濾過器」と呼ばれる砂や樹脂を透過して水を綺麗にする水処理機器
と「浄水器」と呼ばれるフィルターで水を綺麗にするものです。
それらで綺麗になったものは、基本的には安全です。ですが、やはり井戸の原水が濁ってる場合だと、濾過器や浄水器の
痛みが早いので、直すのが先決だと思います。
次回は「井戸水が数値を超えている」で話して行きます。