井戸とポンプの修理職人もぐら2号です。
少し前の修理依頼の案件です。ホームページからの問い合わせがありました。
「誰が掘った井戸かわからんし、どんなポンプが入ってるかわからんけど、水が出なくなったので来てほしい」
…よくある案件です。
土地や建物を買ったら、そこの水源は井戸で、井戸の資料等は全くないまま引き継いでいることはよく聞きます。
水が順調に出てるときは、業者に連絡しても仕方ないので、ほっといたらポンプが故障して困った、、、って
パターンです。 できれば、そうなる前に相談してもらえると対応がしやすいんですが、、、。
ここの場合は、4日水が出ない状態になってしまいました(ポンプ発注3日+ポンプ入れ替え工事1日)
さて、問い合わせて現地に向かって最初にすることは、ほんとにポンプ故障なのかってことです。
特に、注意しなければならないのは、だた単に電源が抜けているとか、、シンプルなエラーですかね。
あとは、バルブ(蛇口)や配管が詰まってる等のポンプ以外のエラーがないことの確認です。
最後に水中ポンプの確認です。
さて、さきほど完全に壊れる前に、相談をほしいといったのは、一つ重要な理由があります。
動作をしている間に、そのポンプを見ることができれば、いろいろと分かることが多いからです。
特に、今のポンプがオーバースペックかどうかです。オーバースペックというのは、その井戸に対してや、計画水量に
対して、最適なポンプを選んでいるか、ってことです。やはり多いのがオーバースペックなポンプです。
理由は様々ですが、運用当初は適量だったけど、用途が変わったり使用量が減ったことで、オーバースペックになったケース。
その場合は、ポンプ入れ替え時にサイズダウン等の最適化をする必要があります。
今回の深井戸は、明らかなオーバースペックだったので、価格、使い方、水量をすべてダウンして提案しました。
しかし、あくまで推測であり(実際に深井戸を運用している所を見ていない)ながらも、この辺は経験のなせる技
だと思います。結果、ベストチョイスになりお客様からはすごく感謝されました(ちなみ、もともと砂が少し出る井戸
だったんですが、くみ上げる量やポンプの容量が減らしたおかげで、砂がほとんど出ない井戸になる、というオマケつき
ポンプの修理は、まだ動いているうちに連絡!!これ大事