井戸とポンプの修理職人のもぐら2号です。
今回は、今年の3月くらいに依頼のあった現場について…
「うちのお客さんの工場に古い深井戸があるねんけど、なんかポンプがないみたい??」
…ポンプがない??どういう状況??「とりあえず、見に行きます」と伝えて後日、現場へ…
後日、見に行くと、、、ありません、本来あるはずの水中ポンプを支えている深井戸地上部が、、、
「これは、なんでどういう状況ですか?
「工場を増設するときに、いったん深井戸を止めて、周りに建物建てる時にユンボで引っかけたって聞いてる」
「ってことは、深井戸水中ポンプを井戸の中に落としてしまった??ってことですか??」
「そういうことかな? ま、とりあえずなんとかして」
「…(笑)」
深井戸業界の中での事故ってなのが、いくつかあって、水中ポンプ落下は重大事故の一つです、、、。
深井戸ってのは、ようはただの筒、直径15センチから30センチの筒。しかし長さが40mから150mくらいまで。
その中に、宙づりの状態で水中ポンプを設置しています。底につけて使用するものではありません。
だから、何らかの原因で宙づり状態が解除されたら、ようは落としてしまったら、、、しかも水の中、、、。
回収及び引き上げがかなり難しいといえます。
ってことを、連絡あった工事会社と施主(工場のオーナー)に、丁寧に説明したうえで、、
「やれることは、やってみます。 まず、引き上げる方法が何種類かありますので、それを試していきます
ただ、工事費用は結果問わず発生しますのでご了承ください。それでもいいですか?」と確認。
でも、そこのオーナーさんは、その深井戸にすごい愛着があるみたいで、何とかしてほしい、とのこと。
で、それからいろいろ試行錯誤してみて、、、ここからは、すこし企業秘密があるので省略(笑)
結果、無事引き上げに成功いたしました(^^)/
オーナーさんはもちろん、工事会社の方も喜んでくださいました。それよりうれしかったのは、、
僕です\(^o^)/