防災井戸を作りたい。防災井戸プロジェクト#4
井戸もぐら2号です。兵庫県南部(神戸市・明石市・稲美町・加古川市・姫路市・三木市・小野市・加東市・加西市)で井戸を掘ったり、井戸ポンプを治したりしています。
↑精愛園 工事風景
今回も、防災井戸プロジェクトを書いていきたいとおもいます。《防災井戸を作りたいと考えた理由3つ》です。
僕が防災井戸を作りたい理由は、、、
1.阪神大震災の経験
2.社会貢献をしたい
3.重度知的障害者福祉施設にて
の3つです。今回は3番目です。
3.重度知的障害者施設にて
今回の『防災井戸プロジェクト』を本格的に始めようと思った仕事がありました。兵庫県三木市にある「兵庫県立三木精愛園」というところで、深井戸工事をした時の話です。
ここは、18歳以上の知的障害者が利用する施設です。知的障害者も軽度から重度までありますが、ここはどちらかと言うと重度の方が利用する施設でした。
そこで深井戸掘削工事をするにあたり、当時の担当の方に、なぜこの工事をするのか?、ということを聞きました。県立福祉施設なので、水道も完備されているし、水道代がすごく高いということもないと思ったので、、、
そこで、聞いた話は、僕の考え方を一変するものでした。
この精愛園という施設は、この辺りの知的障害者の災害時の避難所に指定されているから、水源を確保しとかないと困る。なぜかというと、ここにいる彼らはここ以外に避難や移動することが難しい、とのことでした。
僕はそれまで、避難所に避難できない人らがいることを認識してませんでした。しかし、現実はここの施設のような知的障害者だけでなく、身体障害者や老人ホームの利用者や入院患者も非難が出来ないです。
それを知った時に、もしかしたらこの『防災井戸プロジェクト』は、必要としている人や施設はたくさんあるのでは??と考えました。というより、絶対に推進しないとダメだ、と。
↑精愛園 完成写真
そういうことで、精愛園は防災の目的の井戸工事としては、最初の施工例ということになります。
井戸で困ったら、、、、 桑江さく泉工業の深井戸工事まで(^。^)