井戸もぐらです。兵庫県南部(神戸市・明石市・稲美町・加古川市・姫路市・三木市・小野市・加東市・加西市)で井戸を掘ったり、井戸ポンプを治したりしています。
今回は、当社(桑江さく泉工業)の深井戸工事の説明をしていきたいと思います。
↑今回の深井戸工事の写真です。
そこで、今回はゴルフ場の深井戸工事を参考に、《工事依頼》から《深井戸引渡し》までの流れを説明したいと思います。
大まかな流れは、、、
①工事依頼・現地調査
②見積書作成・工事着工依頼
③井戸掘削やぐら搬入
④掘削準備・掘り方工事
⑤井戸掘削
⑥井戸ケーシング加工・設置
⑦井戸孔内浚渫・揚水試験
⑧本設ポンプ設置
⑨井戸掘削やぐら撤去・整地工事
ってとこです。
で、今回は①②③の説明をしたいと思います。
①工事依頼・現地調査
↑元の状態から掘削するために整地工事
現在、深井戸工事の依頼は、ほとんどが紹介から頂いております。ありがたいです(><)
お客さんの依頼は、ある一定量の水量を確保してしたい。その理由は水道代の節約と良質な地下水の確保の場合がほとんどです。
そこで、次に行うのが、現地調査です。これを行う理由は、、
1.深井戸工事をして、地下水が出る地域か??
2.深井戸掘削出来るだけのスペースがあるか??
この2点をクリアして、初めて見積書を作成します。先に見積もりを出してしまうと、話が進んだ後で、やっぱり工事は出来ません、、となりかねないので、、、
②見積書作成・工事着工依頼
↑整地工事完了
ここで初めて見積もりを作成するのですが、あらかじめ工事の概算はお伝えします。
当社の工事金額は150万円〜350万円の間(色々な条件があります)になることが多く、平均は250万円くらいになっています。一般の個人のお客さんの場合は、ここで検討を断念する方が多いです。法人や事業のお客さんであっても、なかなか出せる金額では無いのは分かっていますが、、、
ここは、色々な考え方があって、また詳しく説明はしたいと思いますが、250万円のコストを5年で回収しようと思うと年間50万円、月額約4万円の費用。また、7年で回収なら年間36万円、月3万円となるので、それくらいの水道代がかかってる場合は意味があると言えます。
他にも、掘削理由はあると思いますが、今回のゴルフ場は、もともと井戸を2本掘削してるんですが、夏場になると芝にかける水量が増えて地下水が足りなくなる状態が続いているので、安定的に運用するために、もう一本掘削を計画しました。
当社は、既存の2本の井戸を掘削したわけでは無いのですが、以前の業者が廃業⁈してることと、以前もゴルフ場で仕事をしたことから、関係者の紹介で今回に至りました。結果、条件が折り合い、着手になりました。
③井戸掘削やぐら搬入
↑レッカーと4トントラックで搬入
↑搬入から設置完了🎶
着手になると、写真にもありますが、掘削場所を確保したり、整地工事をして深井戸掘削用の機械(やぐら)を搬入していきます。ここからは、ひたすら作業になります。
搬入に大事なのは、レッカー(クレーン車)と井戸掘削やぐらを運ぶ4トントラックが、進入出来る必要があります。あとは、進入出来ても、レッカーと4トントラックが半日止まっていても大丈夫かどうかです(道路使用する場合は許可や誘導が必要)
次回は④⑤⑥を説明はしたいと思います。